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まわりで起きたいろいろなこといろいろなことを、よしなしとして綴っております

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いろいろなこと
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いままで、ご紹介した一皿
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今の家で、最後の七夕 2014/07/07
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2014年7月7日。深夜から雨が降り続いていましたが、午後には雨が上がりました。相変わらず雨雲は垂れこめていますが、庭の大きな笹に孫たちと飾り付けた様々な短冊や飾りも元気を取り戻しました。夜には、この雲の上で、織姫様と彦星様が年に一度の回り逢いを果たせることでしょう。
今年の笹飾りは、今までになく大きく立派なものになりました。笹というより竹でしょうか。今年の春、柚子と梅の木の間から突然、生えた筍が大きく育っていたので、それを切って使ったのです。元々、我が家にはいわゆる竹はありませんし、お隣にも竹はありません。一体この竹はどうやって生えてきたのでしょう。竹は地下茎で増えるそうですが、ひょっとしたら、この庭が無くなることを庭自身が察知して、竹の精を使わしたのでしょうか?本当に不思議です。
私が住んでいる家は、戦前の昭和7年に私の祖父が建てた家です。私はここで生まれ育ち、結婚後もここで子育てをしました。さらに、私の娘も現在この家に住んでいます。
母は美しい花が好きでしたので、海藤や桜、バラ、ボケ、羽衣ジャスミンなどあでやかで美しい花の木をたくさん植えましたが、柿やモチの木は、私が物心ついたときから今の場所にあり、基本的な庭の構造は昭和7年の最初から変わっていないはずです。
母が亡くなってからは、少し木を減らして、空間を作り、風の通り道を作りました。風が東から西へ通る爽やかな庭になり、ブランコが揺れ、小さなすべり台で孫達がにぎやかに遊ぶ庭となりました。
孫の遊ぶ姿を見ると、子供達が幼児のころ同じようにこの庭で遊んでいた姿がだぶります。私自身の幼い頃も思い出されます。親子三世代を慈しんでくれた大好きな庭と木々に感謝の気持ちでいっぱい。ですから、親に寄せるような思いさえある木々を自らの手で終わらせる辛さは、まさに断腸の思いです。
しかし、老朽化し、建具も大きく傾いた家の始末は、いつか誰かがしなくてはなりません。大変な大仕事ですが、思い切って、私の代で家を建て替えることにしました。
ご近所の方々だけでなく、家の前の道を使っている皆様にもしばらくご迷惑をお掛けすることになりますが、震災のことを思えば、土手の上に建つこの家と庭を今のうちにきちんと作り替えることがひいては皆様にもご迷惑が掛からない方法と考えました。
どうぞ、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

来年の七夕に間に合うかどうかはわかりませんが、小さくても安心して住める家と、風通しのよい明るい庭が出来ているはずです。そこで、孫たちと一緒に過ごせることを楽しみに。
どうか、皆様の七夕飾りの願いが叶います様に……。






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