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まわりで起きたいろいろなこといろいろなことを、よしなしとして綴っております

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いろいろなこと
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いままで、ご紹介した一皿
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13年目を迎えて 2014/05/19
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爽やかな、五月らしい晴れの日が続いていますね。寒暖の差はあるものの、去年までの厳しく長い夏を思うと、たとえ今だけであっても、爽やかな気候がありがたいです。
初めてのやまはた教室は、13年前の今頃、同じように爽やかな五月らしい晴れの日でした。
調理師学校で和食を学び、3月に卒業。すぐに教室開業の準備を始めました。
台所に必要最低限の手を入れ、レシピやレジメ、食材、調理器具等様々な準備に追われながら、連休明けの記念すべき第1回をスタート。
学校を卒業してすぐに教室を始めることができたのは、「時期を逸っしてはダメ。卒業したらすぐ教室を始めなさい。私たちが最初の生徒になるから」と力強く後押ししてくださった頼もしきお姉さん達がいたからです。フラワーアレンジメントの先生と一緒に習っていた方々でした。
料理学校の先生方も、調理台や調理器具、食材の仕入れに関して、本当にお世話になりました。そして、長年使い込んだ私の普通の台所を、小ざっぱりとした教室に変身させてくださった大工さん達。休み返上で期日に間に合わせてくださいました。
そして、生徒集めは友人が地道に口コミをしてくれたおかげで、最初からたくさんの生徒さんに来ていただきました。
ついつい日々の忙しさに紛れて、記憶は薄れていきますが、周りの方々にどれだけお世話になったか再確認しています。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

生徒さんの中には、当時から今に至るまでずっと教室に通ってくださる方々も数多くいらっしゃいます。お互い、十三歳を重ねたわけで、話す話題も、子供の受験から介護や子供の結婚へと変わってきました。とは言え、生徒さん1人1人がいつからいらしているか私もすぐには言えませんし、生徒さん自身も、一度来たらまるでずっと前からいたような気持ちになるとよく言われます。
今思えば、それが一番「うち(の教室)らしい」ようです。
そして、生徒さん一人一人も私を育ててくれた恩人になるかもしれません。
各クラスで同じレシピを見て同じ献立を作っても、毎回微妙に違うものが出来上がる。習う方が違うと質問が全く違えば、同じ言葉のとらえ方も違う。思いもよらないようなハプニングもままありましたねえ。思い込みが激しい人、のんびり屋さんやせっかちさん。切り方を間違える、砂糖と塩を間違える、調味料や食材の入れる順番を間違えるなど数えたらきりがありません。でも間違えたことで新しい発見があったり、むしろその方が良い結果になったりする。
一人では気づかないことがたくさんの人が集まって作ることで新しい知恵や創造ができる。お陰様で何が起きてもあわてず対応できるようになりましたし、私自身のいい勉強になっています。「経験」は何よりの学習の場ですね。
この13年、ずっと自分の中で変わらずにいることは、一回一回の教室を大事に、自分の持てる力を出し切ること。自分の不器用さをカバーする唯一の方法は、誠心誠意、後悔せずにすることしかありませんから。

そうそう、築地にもよく通いました。今は生鮮品のために、毎回築地に行くことはなくなりましたが、昆布と鰹、丸鶏や鴨肉などは、顔なじみのお店の方々に会いがてら築地まで足を運びます。築地方々のパワーも私を支えてくれた大切なもののひとつなんです。
また、教室以外のお仕事も数多くさせていただきました。すべてがいい経験で、多くのいい御縁をいただきました。
淡々と日々を積み重ね、振り返ったら丸12年経っていた…。たくさんの人と知り合い、助けていただいた。すべて「食」を中心に広がった「口福」の縁なんですよね。
これから先、何年教室を続けられるかわかりませんが、家族が幸せを感じる食卓が各家庭に自然にあり続けるために、誠心誠意続けていきたいと思います。
今まで同様、これからも宜しくお願いいたします。





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