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いろいろなこと
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いままで、ご紹介した一皿
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「おせち」を自分で作ってみませんか 2012/12/22
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最近は、町の中華料理店や洋食屋さん、そしてお寿司屋さんにまで、「おせち料理予約中」の張り紙が出ていてびっくりします。12月中旬ともなると、各デパートの食品売り場には、重箱に詰めた「おせち料理」の見本が、目にも鮮やかな色で、これでもかと並んでいて、見ているだけでお腹がいっぱいになりそうです……。
実際、どのくらいの人が買っているのかわかりませんが、数年前でしたか、ネットで購入したおせち料理が見本とあまりに違うということで、話題になりましたよね。
高いお金をだし、楽しみにしていた「おせち」。開けてみたらがっかりでは、せっかくのお正月気分も台無しです。豪華絢爛でなくても、気持ちのこもった本来の意味を取り戻した「おせち」がいいですよね。改めて初心に返りませんか。なんでお正月に「おせち料理」をいただくのでしょうか。
今は、お正月にしか作らない「おせち料理」ですが、もともとは季節の変わり目ごとに神様にお供えしていたもの。季節の変わり目は人間の持つ「気」が弱るので、神様に「元気にしてください」とお願いして、おせち料理をお供えしました。「おせち=お節」です。お正月は、「新しい歳」を迎えるにあたり、歳神様に「おせち料理」をお供えし、それをいただくことで神様のパワーをわけていただくという意味があります。
江戸時代の「おせち料理」は、祝い肴と呼ばれる3品「田作り」「数の子」「黒豆」(関西では「たたきゴボウ」)を重箱ひとつひとつに盛ったシンプルなおせちだったそうです。
それぞれに、五穀豊穣、子孫繁栄、健康維持、長寿などの願いを込めているんですね。
ですから、かわいい小さなお重に、縁起のいい葉 裏白、笹、ハランなどを敷き、そこに1種ずつ入れ、お重を三段にするだけでもいいんですよ。
「田作り」は、煮干しと同じ片口鰯の小さいものを、煮たりせずそのまま干したもの。
かつてたくさん獲れ過ぎた鰯を田にまいて田んぼの肥料にしたことから、「田作り」の名がついたとか。
「田作り」用として売られている鰯をレンジでパリっと乾燥させ、フライパンにみりん、砂糖、しょうゆ、酒を煮たたせて、ほとんど水分がなくなったときに田作りをからめ、すぐ火をとめる。これで、できあがりです。ポイントは、砂糖を控えめ、「田作り」はパリパリ、タレはとろりで、一気に混ぜる。簡単で美味しく、カルシウムもたっぷり。ぜひお試しください。
「数の子」は、塩蔵品が一般的。ものによって塩辛さが違うので、塩抜きの時間も変わりますが、まずは1晩水に漬けて。端をかじって味見をし、適度な塩味が残っている程度に塩抜きをします。ふわりと白い膜がういてきたら、きれいに取り除きます。
そのまま鰹節をまぶすだけでもいいですが、酒、醤油、みりんを(2:1:1)で煮切った(火にかけてアルコールを飛ばしたもの)薄味のタレにつけてもいいし、酒粕につけても美味しいですよ。
「黒豆」は、皺もなくきれいに作るのに時間がかかります。私も、毎年気合を入れて作る一品です。もし、時間がなければ、小さなビン詰めもありますから、市販品をどうぞ。おちょこに盛り付け、お皿や御重に並べても可愛いですよ。柚子を小さな角に切って散らしてみましょう。
たくさん食べたいなあと思ったら、がんばって作ってみましょう。時間はかかりますが、手間はかかりません。自分の好きな甘さにできるし、達成感がありますよ。ポイントは、大き目の鍋を用意し、豆は鍋の3分の1以上入れないこと。豆は乾物なので、水分をたくさん吸って何倍にも増えますから。
作る方法は大きく2つ。1晩水で戻してから煮る方法と、調味料をすべて入れた熱湯に1晩つけてから煮る方法。どちらも一長一短ありますが、始めから調味料を入れた方が上手にできるので、初心者にはお勧めです。どの作り方でも、豆が水から頭を出さないように煮ることがポイントですよ。
「たたきゴボウ」も「ゆでたゴボウを、胡麻酢で和える」だけの、簡単で美味しい一品。ぜひ挑戦していただきたいものです。
今月、私の料理教室は、「おせちを作って重箱に盛る」講習でした。
「たたきゴボウ」や「田作り」のほかに、「栗金とん」、「菊花蕪」、「子持ち海老な」どを作り、盛り付け、試食。皆さん、「こんなに早くできるなんて!」「こんなに簡単でこんなに美味しいなんて!」と、びっくりの連続でした。
基本的に、「おせち」に入れる料理はそんない難しいものはありません。ぜひ今年は「縁起のいい祝い肴3つ!」から、始めてみませんか。






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