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いろいろなこと
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いままで、ご紹介した一皿
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山田錦の生産農家の方をお訪ねして 2012/10/17
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弘前のお酒「豊盃」の蔵元、三浦ご夫妻にお誘いいただき、「山田錦」の生産農家の方を訪ね、兵庫県西脇市に行ってきました。
「山田錦」は、お米の品種ですが、「コシヒカリ」のように「食べるお米」ではなく、お酒を造るためのお米、「酒米」(酒造好適米)です。食べるお米のように、酒米にもたくさんの品種がありますが、その中でも、「山田錦」は、ずば抜けた人気があります。
人気の理由のひとつは、粒の大きさ。お米をたくさん削って中心部分だけを使う、高級酒(大吟醸酒など)に適しているからです。また山田錦で造るお酒には、独得の旨みと華やかな香りの良さがあり、酒米の優等生なんです。
山田錦は、大正12年に兵庫県北播磨地区の兵庫県立農事試験場で生まれました。現在でも兵庫県北播磨地区(加東市、三木市、多可町、西脇市)で、山田錦の生産量の約8割を占めているそうです。
三浦酒造では、田植えには酒造りをしている二人の息子や蔵人が。稲が実った頃にはご夫妻が毎年西脇市を訪れ、生産農家の方やJAみのりの皆様と一緒に稲の様子を見たり、精米所を見学したりしています。今年、初めてご一緒させていただき、山田錦を作る生産者の方とその山田錦を使ってお酒を醸す蔵元との間に、長い時間をかけて築いた強い信頼関係があることがはっきりわかりました。
10月10日、昼前に伊丹空港に着きました。空港にはJAみのり農協の吉田さんと生産農家の片岡さんが出迎えてくださり、西脇まで連れて行ってくださいました。
途中、生産農家の岸本さん達と合流しJAみのり農協の本店に寄り、理事の方や職員の方々とお話して、その後、ゆっくり岸本さんと片岡さんの田んぼを見せていただきました。
飯米の刈り入れはほぼ終っていて、残っている稲穂のほとんどが山田錦。黄金色の穂をたわわに実らせていました。稲穂の先端は重さに耐えかねて下につきそうでつかない絶妙な位置にありました。穂が地面につくと、ついた実から芽が出てしまうそうですよ。
もう十分に成長しているように見える稲ですが、岸本さんにお聞きすると、今月末位になりそうだとのこと。田んぼの稲全体の成熟度を見極め、刈り入れをいつにするかを決定する絶妙なプロの目も大切だと知りました。
岸本さんは、西脇の山田錦生産農家のリーダー的存在。昨年は、等級別で最高級の山田錦を作った方です。その山田錦で醸した「豊盃」は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。
西脇市は、東経135度線と北緯35度線が交差していて、経緯度で日本列島の中心点にあたることから、「日本のへそ」宣言しています。数少ない貴重な国産金胡麻「金播磨」(日本のへそ胡麻研究会)の生産でも知られていますし、昔からの産業である播州織や釣り用品でも知られています。そうそう、美味しい牛肉「黒田庄牛」の産地でもあります。西脇市を始めとする、北播磨地区の山田錦で醸した美酒と一緒にぜひご賞味ください。




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